アンパンマンと自己犠牲、正義。

1969年にPHPという雑誌に初めて掲載された「アンパンマン」

 

最初は普通の人間であったアンパンマンが貧困に喘ぐ子供達にパンを渡す、というストーリーだったが後に主人公がアンパンになり、他のキャラクター達は風と共に去りぬに倣って作られていったそうです。

(レッド・バトラーがばいきんまん、スカーレッド・オハラがどきんちゃん、しょくぱんまんはアシュリー)

 

作者のやなせたかし氏は従軍の経験があり、戦中はプロパガンダの制作にも関わっていた事もあり「正義」とは何かを深く考える機会があった事と、「人生で一番つらい事は食べれない事」という信念を持っていたことも、アンパンマンが生まれた原動力になっている。

 

作中でアンパンマンは顔を誰かにあげたり、雨に濡れたりする事で自らの力が弱まるが決して誰かを見捨てたりする事は無い、これも「正義は完全なものでは無いし弱い側面もある、そしてそれを実行する事で自らが傷つく事もある」という世界観から出たもの。

そして作中では決してアンパンマンが食事をするシーンは出てこない事から、やなせ氏の一環した「自己犠牲と正義」というテーマが、食事という行為を通して表現している事が読み取れる。

 

関連商品の売上高は累計約1兆円を超える規模であり、長きに渡って名実ともに子供達に愛されている日本を代表するキャラクター、物語である事は間違いない。

 

奥が深いぜアンパンマン。

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2017年6月より三重県いなべ市に地域おこし協力隊として着任しました。 ミッションは登録有形文化財である廃校の「桐林館」をカフェ&イベントスペースとして活用し、かつての宿場町であった「阿下喜」という町の活性化の一助になるというものです。

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