地域おこしと商売は両立するのか

地域おこし協力隊  by wiki

 

地域おこし協力隊(ちいきおこしきょうりょくたい)とは、

人口減少高齢化等の進行が著しい地方において、地域外の人材を積極的に受け入れ、地域協力活動を行ってもらい、その定住・定着を図ることで、

意欲ある都市住民のニーズに応えながら、地域力の維持・強化を図っていくことを目的とした制度である。

 

 

定住させる事が主たる目的になっているのがこの制度のミソで、

「商売で稼がなくても地域に定住できる」

のがまた良し悪しな面もあります。

 

僕は5年前にある人の紹介によって「阿下喜秋のクラフト市」で初めて

「いなべ」という自治体の存在を知り(笑

少し町を歩いただけで一目惚れしてしまい、何とかこの町に住みたいと思うようになったのが、

今、桐林館で協力隊をすることになったきっかけです。

 

現在全国で地域おこし協力隊は急増中で、いなべ市内でも21名の協力隊員がいます。

 

しかしその実情がまだまだ不明なところが多いのが地元住民のリアルな声だと思います。

そして「お金」に関する話も色々聞きますので、僕の知っている範囲で実情を晒したいと思います。

まず大前提が地域おこし協力隊は年間400万円の補助金が総務省より出ます。

それは家賃、車、備品などには使えるのはもちろん、様々な隊員に合わせた地域活動に必要な物の購入に充てられます。

更に副業、任期中の企業もOKなので上手に活用できれば、スムーズに起業や定住を図る事が出来そうな感じがしますよね。

 

しかし現状として全国の地域おこし協力隊任期の3年後の同市内定住者は僅か48%。

2人に1人は近隣市町村か、都心部へと戻ってしまいます。

起業する人は近年増えてきているものの、29%と決して多いとは言えない現状だと思います。

(なんで近隣市内の定住が一緒くたにカウントされているのか不思議です)

 

僕はこの問題の根本部分には「商売とお金」が絡んでいると考えています。

イメージしてみてもらうと分かると思いますが

・従業員を抱えて、店舗の家賃を払い、ローンの残っているマイホームや家族を持っている経営者

・1人で自由に活動し、日報があれば1日9000円程貰えて、家賃や車の心配もない人

どちらが本気で自分の仕事に取り組みやすい環境でしょうか?

 

僕はこんなゆるい状況だからこそ、人よりも自分を追い込むように意識するようにしています。

人間は環境によってつくられていると言っても間違いないと思います、

 

真の意味で「地域力」を向上させないと、これからの中山村地域の自治体に未来はありません。

1人でも多くの協力隊の人がこの地で生業を持ち、利益の追求と社会貢献のバランスを保ててこそ、

地域が起きてくると信じています。

桐林館阿下喜美術室 業務委託型地域おこし協力隊 帖佐真之介 任期H29,5〜

活動内容「桐林館を中心とした阿下喜の中心市街地の活性化」

 

総務省 平成29年度 地域おこし協力隊の定住状況等に係る調査結果

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2017年6月より三重県いなべ市に地域おこし協力隊として着任しました。 ミッションは登録有形文化財である廃校の「桐林館」をカフェ&イベントスペースとして活用し、かつての宿場町であった「阿下喜」という町の活性化の一助になるというものです。

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