日々是好日

にちにちこれこうじつ、と読みます。

 

これを珈琲の焙煎機の上に掲げているのですが、この意味は

 

「毎日ハッピーで最高!」という意味では無く

 

中国の唐未から五代にかけて活躍された大禅匠、雲門文偃うんもんぶんえん禅師の説いた「悟り」を表す言葉です。

 

毎日の天気や良いことや悪いこと、好きな人や嫌いな人、元気な日や疲れた日、ラッキーな日や最悪な日

 

などなど、我々は毎日自分なりの「判断」を下して生きていると思います。

 

そうしてそんな浮き沈みのある人生というのは浮けば沈む事もあり、心の平穏は中々やって来ないもの

 

いいとされる日にも落とし穴はあり、最悪だと思われる日でも得るものはある、

 

今起こっていることを全て受け入れて進んでいく、そんな意味かなと僕は捉えています。

 

珈琲の美味しさを決める最も上流にあるのは栽培している地域です、

 

その下流に輸出業者がいて、焙煎する人がいて、抽出する人がいて、飲んでくれる人がいます。

 

一杯の珈琲に現れる全ての現象は、それら上流の全てのプロセスが影響しており、

 

美味しい珈琲には美味しくなる理由があり、不味い珈琲には不味くなる原因があります。

 

そして同じ一杯を美味しいと思う人がいても、不味いと思うひともいます。

 

だから僕は大切な事は「飲んでくれる人にとっての美味しい珈琲を提供する事」が最も大切だと思っており、

 

人によって豆の分量や抽出方法、弾き具合を多少変えたりします。

 

「俺のこだわりの珈琲を飲め!」というスタンスよりも

 

「今この人はどんな珈琲を求めてるのか?」を考えます。

 

だけど珈琲は工場で全く同じ味に作られる清涼飲料水と違って、毎日、毎秒毎に風味が変化していきます。

 

焙煎してすぐの豆と翌日、1週間後、1ヶ月後では全く味が違います。

 

そんな珈琲の諸行無常感が僕にとっては大変面白くもあり、難しくもあります。

 

だから桐林館で珈琲を飲んで思った事を、率直に教えてもらいたいです。

 

桐林館のコーヒーはいつも美味しいねと言われるように、

 

毎日を大切に生きていきたいですね。

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2017年6月より三重県いなべ市に地域おこし協力隊として着任しました。 ミッションは登録有形文化財である廃校の「桐林館」をカフェ&イベントスペースとして活用し、かつての宿場町であった「阿下喜」という町の活性化の一助になるというものです。

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