沖縄とコーヒー

2017年4月23日晴れ

今日、沖縄のコーヒーの木には真っ白な花が咲いています。

ひと時の南国バケーションを楽しむべく、鹿児島、屋久島、そして沖縄と旅行に来ているのですが、

沖縄旅行の目的は「理想のコーヒーと人との在り方」を探す事。

ほぼノープランであちこちのコーヒー屋を訪れている中で

北部の東村(ヒガシソンと読む)という場所で、ヒロコーヒーファームというお店を訪れました。

「今朝咲いたんよ、隣にデッカいニワトリおるけど気にせんと見てってな〜」

と真っピンクのシャツを着たお姉さまが声を掛けてくれて、

僕は生まれて初めてコーヒーの花を見て、嗅いで、触れて、今までにないくらいはしゃいでしまいました。

 

お店を一人で切り盛りしているピンクのシャツがよく似合う朋子さんは、

コーヒーの栽培、焙煎、抽出、販売、更には子育てまで全て一人で行っているという。

6次産業どころか、子育てまで全部自前でやってのけるスーパー母ちゃん。

 

ヒロコーヒーファームは23年前にお父様が沖縄でのコーヒー栽培を夢見て立ち上げたのが始まり。

「栽培もだけど、焙煎機、チェリーを精製する器具もぜーんぶ父ちゃんの手作り、凄いっしょ?」

朋子さんはそう言いながら「今は屋根の上で乾燥させてんのよ」と生豆を見せてくれてから

クレバーで抽出して、ファイヤーキングのカップで、コーヒーを淹れてくれた。

 

ヒロコーヒーファームの創設者であり朋子さんのお父様である足立浩志さんは7年前に他界されており、

弟さんと朋子さんの二人で農園を続けるかどうか迷った末、何とか続けていこうと決心。

そんな矢先の2年後、沖縄を襲った超大型台風17号によって今まで大切に育ててきた

全てのコーヒーの木、全て手作りで作った店舗、それら全てを失ったという。

それでも諦めずに一から作り直し、再建。栽培面積は以前1000坪だったものを200坪に縮小。

現在はブレンドコーヒーとして、国産コーヒーを商品として提供できるまでになったそうです。

 

たかがコーヒーって言う人もいるかもしれません

コンビニに行けば100円で「不味くはない」コーヒーが気軽に買えたり

東京に行けばサードウェーブだの、シングルオリジンだの、お洒落なアイコンになっていたり

大坊珈琲の様に世界に通用する伝説的な珈琲の世界があったり

品質の世界基準であるカッピングフォームのみで評価する世界があったり

本当色々なコーヒーの価値観があります。

 

僕にとってのコーヒーは「地球上で人間を豊かにする事ができる、2番目の飲み物」

 

どこの誰かが作って、どうゆう過程を経てきて、誰にどんな評価をされたのか分からないコーヒーよりも

信頼できる人が作った、一口飲んで素直に美味しいと「感じる」コーヒーの方がよく無いですか?

 

沖縄のコーヒーに批判的な意見があるのも知っています

そして恐らく現状はまだ流通させたり、100%沖縄産のコーヒーとして販売できない状況だと思います。

それでも頑張ろうとしている人達がいるんです、ここには。

 

もちろん世界に目を向けるとラテンアメリカでは最新の設備でコーヒーを作っている国もありますし、

アフリカのエチオピアではコーヒーの木が自生してると言いますし、

最近ではタイやネパールでもコーヒーに力を淹れていると言う話もよく聞きます、

世界中で僕には想像もつかないくらいの世界で頑張っている人も何万人もいるんでしょう。

 

でも大事なのは一人一人それぞれが「自分に何ができるのか、そしてどんな可能性をイメージするのか」だと思います。

 

僕はいなべ市阿下喜と言う小さなまちから、一杯の珈琲で今までの価値観がひっくり返ってしまう様な、

そんな珈琲をつくる事ができる様に、毎日を大切に生きていこうと思っています。

 

 

とか言いつつ今日もオリオンビールとゆし豆腐で呑んだくれて、

名護にある素敵なゲストハウスのテラスで幸せな一日を終えて眠りにつきたいと思います。

 

ヒロコーヒーファーム

http://okinahours.com/focus/004.html?cid=AD14okinahours0112

 

写真はコーヒーの葉っぱで作ったアイスティーとお客さんからもらったパイナップル羊羹のおすそ分け、

そして東村の入国パスポート笑

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